未来活動のブログ

終活を違う視点で眺めてみよう。

墓じまい、どうしたらいいの?

NPO法人ヒーリングでは、毎月1回、終活の中でも「お墓」「葬り方」「散骨」に特化した無料説明会を開催しています。 遠隔地の方は、個別電話相談・ZOOMを使ったオンラインの無料説明会も承りますので、お気軽にご相談ください。



次回の無料説明会は5/18(土) 午後1時半より
熊本市中央区黒髪
熊本市男女共同参画センター はあもにい
にて開催します。 参加費無料・要予約となっております。
お問い合わせ・お申し込みは096-288-2679 NPO法人ヒーリングまで。


2016年10月よりこのセミナーを開催しています。 当初は終活全般のお話と、葬り方についての二部構成で開催しておりましたが、参加される方々の約7割が散骨について興味をお持ちであるという結果から、2019年より現在のスタイルとなりました。


そして、散骨そのものについて関心を持っている、散骨を希望している方々がお集まりいただいていますが、散骨のひとつ手前の「お墓の後始末」についてお悩みを抱えた方が半数を超えています。


  1. 自分の代でお墓の維持ができなくなる
  2. 自分たちがいなくなったらお墓の世話は誰に任せたらいいの?
  3. 墓じまいの手続きをしたいが、窓口はどこ?
  4. お墓が遠くにあり、墓参りもできない状態。
  5. 今ある墓には、夫ともども入りたくないと思っている
  6. お墓を持っていない。配偶者の遺骨は手元供養しているが、自分も高齢なのでこの先どうしたらいいか悩んでいる
  7. 今あるお墓を無くして納骨堂に移したいけど手続きがわからない

などなど、これらは私どものセミナーにお越しいただいた方々から寄せられた実際のご相談です。 たとえば2番のケースでは、順当に考えれば子孫が代々受け継いでいくものです。 


しかしわかりやすい例を挙げると、お墓を継ぐべき長男さんはすでに独立して今でもなかなか実家に戻ってこないといった場合。 お元気なうちに、息子さんと将来的なお話をしておいたほうが安心ですが、 近くにお嫁に行った娘さんが折りに触れ、お墓の世話をしているご家庭もあります。 子どもが皆遠くにいってしまった場合、一人でも近くにいる場合では出る結論が違ってきます。


また、兄弟で「みんなで入るお墓を作ろう」と新しくお墓を作ったご家庭があります。 お兄さんが先に亡くなり、お兄さんの子どもたちは皆遠方にいます。 一方弟さんの子どもたちは地元に揃っています。 


このふたつのケースではいったい、誰がお墓をついで管理したら良いでしょうか?


お墓を継ぎ、管理をする人のことを法律用語で「祭祀承継者」といいます。 一般的には喪主=祭祀承継者と考えて差し支えありませんが、そうではないケースも多々あります。 相続人のように明確に決められるものではないため、「自分たちがいなくなった後はどうなるの?」と悩む方が多い問題のひとつです。


一言で言うなら「お墓の世話は誰に任せたらいいの?」という問題ですが、上のふたつの例で挙げたように家族構成が異なれば答えも変わってきます。 


また、お墓が建っている墓地の管理者はお寺なのか、管理組合なのか、それとも自治体なのか、それらのことも後を継ぐ人が手続きにまごつかないために、引継ぎをしておくことをお勧めします。 散骨を希望される方のみならず、将来的にお墓を移動させたい(お墓→納骨堂も含む)と思った場合、墓地の管理者に対する手続きが必要となるためです。
(かつてご存じない方がいらっしゃいました)


 NPO法人ヒーリングでは、散骨の実施をお手伝いしているからでしょうか・・・よく散骨の業者さんと勘違いされていますが、私どもでご提供しているのは、散骨に対する啓蒙活動、葬り方に関する無料セミナーの実施、無料のカウンセリングなど、皆様への情報提供と啓蒙活動です。


お問い合わせ・私どもの団体については下記のリンクからどうぞ。


「とにかくやる」

確定申告、年度末、改元に掛かる顧客からの案件等々で、、、。


ああ、全く手つかずでした! 明日からいよいよ令和。 新時代の到来! ということでワクワクしている方も多いのではないでしょうか? 


ブログは3カ月間手付かずでいましたが、毎月1度開催している散骨に関するセミナーは続けています。終活、という言葉はすっかり根付いた感はありますが、やはり捉えどころがないものと考えてらっしゃる人は多いな~という印象です。 


さて。 


手前みそで恐縮ですが私の愛犬は、とても育てやすい仔です。 チワワという犬種は可愛い容姿とは裏腹に拘りが強く気質はとても頑固です。 もちろん、愛犬も御多分に漏れずチワワらしい頑固さを発揮しますが、小型犬にありがちな無駄吠えも一切なく、穏やかで素直な性格をしています。 


しかし、これまで犬と暮らしてきたものの、仔犬の頃から手をかけて育てていたのは今一緒に暮らしている仔が初めてだったため、仔育ては試行錯誤の連続でした。 そんなときに良く見ていたブログがあります。



いわゆる「問題犬」のレッテルを貼られたワンコたちを店長さんが愛情をもって、その仔が元々持っていた「個性」を上手に引き出していかれる様子が描かれています。 仔育て当時は私も若干の育児ノイローゼ気味だったため(今だから言える話)、問題行動を抱えたワンちゃんの記事を読むたびに「うちはまだマシだ・・・」と、ややおかしな方向で自分を慰めていたものですが、昨日久しぶりに読み返ししました。


すると、記事内でこちらの店長さんが繰り返し言われていたことがとても印象深く、これは犬に限った話ではないと深く心に刻み込まれました。


  • 何もしていないうちから「ダメな仔」はない
  • 何はさておき、やるだけやってみましょう


こちらのショップを訪れる悩める飼い主さんたちは、皆さんとても真面目な方という印象です。 真面目だからプロの言う通りにするし、ネットで情報も沢山調べている。 
「〇〇のときはこうしましょう」と書かれた情報を素直に実践しているのに、何故か愛犬との関係性は悪くなる一方で・・・。


そんな飼い主さんたちに店長は、上のような言葉を掛けるのです。 最初からの問題犬はいない、と。 そして、何故そうなったのかじっくりと犬を観察し、混乱している犬の心を解きほぐし、犬との関係性をイチから作り直していく様子がまるで目に見えるような文体で綴られています。 それはきっと、全て店長の体験したことだから。


私たちのセミナーでも似たような状況に遭遇します。 どこに・誰に相談して良いか分からない、とても困っている・・・というお話を毎月お聞きしています。 残念ながらその場で解決できるお話はほとんどありません。 しかし一人で混乱を抱えている方の「混乱」を解きほぐすことは出来ているのかなと。 そう感じることが増えてきました。


更にこれは自身を振り返ってみてそう考えたことですが、「とにかくやってみる」ことを強化させようと考えています。 自身を快適に、心地よくあるために。 そういった意味においても、UG DOGS アトラスタワー中目黒店 店長日誌はとても印象に残っているブログです。


特に動物好きな方、必見ですよ!

人生には、壮大な○○設定があった方がいい。

終活を行う前提には、「やっておかないと不安」「家族に負担を掛けたくない」「将来の心配を少なくしたい」という思いがあります。


もちろん、今後の人生をより良いものとするために終活をする場合もありますが、前述した漠然とした不安解消が目的となっているケースが多いような気がします。


インターネットニュースの記事によると、既に終活に掛けた費用の平均額は平均で253万円だとか。



リンク先の記事によると、終活についてのアンケート調査の結果、7割以上の方が終活は必要だと思っている一方で既に終活を行っている人は4割弱にとどまっているという結果なのだそう。 


また、既に終活を実施している層でも、お墓や片付けなどで悩みや迷いが生じているという結果も出ています。



終活という言葉が世に出て今年で10年。 すっかり市民権を得た感がありますが、果たして10年前と同じ意味で使われているのかな? と疑問に感じることも多々あります。 もちろん、言葉の意味は時代の流れと共に変化します。
例えば「ヤバい」という言葉。 


大人世代はこの言葉をよろしくない状況のときに使いますよね。「ヤバい! 遅刻しそう!」とか。 しかし若い人たちは、楽しい・嬉しいときにも「ヤバい」と言うので、話が通じなくなってしまったことが何度かありました(うっ、トシがバレる!)


ですから、10年前の「終活」と、今の「終活」の意味が違ってきていることも充分ありえるわけですよね。  そして、リンク先の記事にもあるように、終活ですべきこと、やろうと思っていることも大体において理解が進んできました。


でも・・・そこには肝心なことが抜け落ちていないかと気になります。


それは、終活をすることで『私』はどうなりたいか、という視点です。 家族の意見ももちろん大事ですし、家族の負担を減らしたいという思いは素敵です。 でもね、肝心の


『私』はどう生きたい? どう逝きたい? 


という点を、まずは考えて欲しい。 お墓の準備や始末、片づけももちろんやっておいた方が良いです。 だけど、それに着手して悩み事が増えてしまったら本末転倒だと思うのです。


それよりもむしろ、自分の最期はどうありたいか、という最終ゴールを決めませんか?


最終ゴールがぼやけてしまうならば、今50歳の方ならば、60歳のとき、70歳のとき、80歳のとき、自分はどういう生活を送りたいのか、中間のゴール設定をしてみましょう。


終わりをきちんと決めておくことで、人はそれに向かって進む力が出るものです。 終活もね、本来そういう意味だったと思います。


死と隔離されて、死を肌で感じられなくなった現代は、死という最終ゴールが見えないものになってしまいました。 それならばもっと近い地点での中間ゴールを沢山決めて、それを次々クリアして進んでいくことで、人生はもっと達成感や幸福感、やりがい、生きがいに包まれたものとなるはずです。 


未来活動では、そのお手伝いをさせて頂きます。


オヤツをもらうというゴールのために、日々飼い主の言葉に耳を傾けます。