未来活動のブログ

終活を違う視点で眺めてみよう。

2020年1月のブログ記事

  • 不安の根っこはどこ?

    若い方にはイマイチピンと来ない話になりますが、和代さんの半生を聞いて感じたことのひとつが「自分が高齢となったときの不安」でした。 自分とお祖母さんの関係にあてはめて、「祖母には私がいるから良い」と言う和代さん。 それはつまり「私には誰もいない」ということ。 お母さんの突然の事故死から一連の家族のゴ... 続きをみる

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  • 思い込みを書き換える

    和代さんの物語を聞いて、最初に思った事はこれでした。 「ひとつひとつのモノゴトの境界線が曖昧すぎる」 家族のこととなると、対外的な人間関係のように割り切るというのは中々難しいもの。 例えば、対お祖母さんのことだけでも、お母さんが亡くなって以降特に関係が緊密化されていて、「ソレ」「コレ」と、問題を切... 続きをみる

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  • 和代さんのこと⑤

    持ち分を相続することになる人たちへ、和代さんは頭を下げてお願いに行きました。 そして、晴れて家はお祖母さんのものとなりました。 それは和代さんがお祖母さんの傍で生活を支えていくということを意味します。  結婚したい人がいるなら、この家を出て構わない お祖母さんはそう言ってくれたそうですが、自分が引... 続きをみる

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  • 和代さんのこと④

    和代さんは、お母さんの妹にあたる叔母さんに事情を説明することにしました。  お祖母ちゃんに、いくらあるか分からない借金を背負わせるわけにはいかないので、相続放棄をさせようと思う。 今後のことはどうしたら良いか弁護士さんに相談するので、叔母ちゃんから『一度、弁護士の先生のところに一緒に行こう』って説... 続きをみる

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  • 和代さんのこと③

    仕事を変わってからというもの、お義父さんの和代さんに対する態度が変化していきます。 お義父さんの姪たちと比べられ、手紙は勝手に開封され、バカだの役立たずだの罵られる毎日でした。 新しい仕事の上司が、顔色の悪い和代さんを心配して、誰にも聞こえない場所で話を聞いてくれました。 そして一言 「家、出たら... 続きをみる

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  • 和代さんのこと②

    和代さんは、もちろん彼のことは大好きだったと言います。 けれど、彼女の中では別な思いもありました。 「この人と一緒になれば、家を出ていける・・・!」 そう、彼女はとにかく自分の家から離れたかった。 話を聞いてくれないお母さん、過干渉で縛りのきついお義父さんのいる家がとにかく息苦しかった。 彼は和代... 続きをみる

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  • 和代さんのこと①

    まずは、和代さんに「人生で嫌だったこと」を吐き出してもらうことにしました。 最初の嫌だったことは10代のとき。 父親が多額の借金をしていたことが判明し、両親は離婚、進学を諦めないといけなくなったのだそう。 進学率の高い高校に通っていたため、クラスで数人は就職希望者がいたものの、途中からの進路変更は... 続きをみる

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  • 未来活動、リターンのきっかけ。

    それは、あるひとりの女性のお話がきっかけです。 名前は出さない約束でブログに出すことをOK頂きましたので、ここでの仮名として和代さんとお呼びします。 和代さんは現在一人暮らし。 独身の40代女性で、ご両親はいません。 代わりに、お母さんのお母さん・・・和代さんから見ればおばあ様がいらっしゃいます。... 続きをみる

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  • 令和2年、明けましておめでとうございます。

    気づけば半年以上、ほったらかしていました・・・💦 一旦仕切りなおして、キリの良い松の内の今から再スタートです。  2019年もそろそろ終わりの声が聞こえ始めた頃から、やたらと「目標」「行動計画」「具体化」と、お尻を叩かれるような言葉を目にしたり聞こえて来たり。 そのたびにソワソワと落ち着かない気... 続きをみる

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