未来活動のブログ

終活を違う視点で眺めてみよう。

親子で考えた方が良い


以前、こんな記事を書いていました。 親と子、自分の立場だけで考えると「終活」は、中々難しい点があります。 そして、この記事では順番通りに寿命が尽きることを、暗に前提としていますが、逆の場合もあるのですね。 とても悲しいことですが、子供が先に逝ってしまうことも全くないとはいえないのです。


先月のことですが、地元新聞にこんな記事を見つけました。ニュースソースは民間の調査でしたが、6割近くの人が親と終活について話をしたことがないというものです。


「切り出しにくい」「話す時間・機会がない」というのが主な理由で、確かに・・・親世代が元気ならばそうかも知れないな、と思います。 



これは、10年近く前に公開された映画です。 40年勤め上げた会社を定年退職し、第二の人生これから! というときに「末期の胃がん」が見つかった父親が、自らの死の段取りと、エンディングノートを綴っていく様を、娘である監督が撮り続けたドキュメンタリー。 


映画の感想とは少し違いますが、この映画のお父さんのように、自分に残された時間がわずかだと知れば、人はもしかしたら自分や愛する家族のために何をしたら良いのか、真剣に考えるのかも知れません。 しかしそうじゃない場合、日々を健康に過ごせているときには考えなくて良いものでもありません。 


それまでの時間は健康に過ごせていたと思っていても、この「お父さん」のように、突然の病の宣告が下されたり、あるいは突然の事故や事件に巻き込まれたり・・・、考えたくはありませんが、「いつ・何が」起きるか分からないのが人生です。


とはいえ・・・。 イメージもしずらいですし、縁起でもないことかも知れません。


それならば、これからの人生をより充実させるために終活に取り組む、と、視点を変えてみてはいかがでしょうか? それはもちろん、子供世代が見送る親世代のための終活だけではなく、双方の立場から「良い関係性」を築いていくことに繋がると思いますし、最初のきっかけは難しいかも知れませんが、親子双方の安心と幸せのために小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか?

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