親に終活して欲しいけど・・・。
終活をせずに亡くなった父の記事繋がりで、子供世代が親にして欲しい終活のことを。
良く耳にするのは
「遺品整理大変だった!」
「『片づけるのは自分が死んでからにして』と言われて大変な思いをした!」
「お金のことを決めておいてくれなかったから兄弟間でもめた!」
等々・・・。
一方、親世代にも言い分はあります。
「全部必要なものなのに、捨ててしまうだなんてとんでもない!」
「使っているものなんだから! 自分たちがいなくなってから処分したらいいだろう!」
「兄弟仲良く決めてくれたらそれでいい。」
ありきたりな話ですが、相手の立場に立つということがとても大事。
例えば遺品整理って本当に大変ですよね。 こじんまりと暮らしていたように見えてもモノは意外と多いですし、遺品整理は「これを使う人はもういない」という喪失感と悲しみを伴う作業ですから、引っ越しの片付けよりも遥かに疲れる気がします。
ですから、片づける側は出来るだけ本人の意思で片づけて欲しいと思っています。
そこで親と意見を衝突させない方法のひとつとして、「アイ・メッセージ」というものがあります。 「アイ」は英語のI 、つまり「私」のこと。 どういうことかというと、「〇〇してくれると、私が嬉しい」と、間接的なお願いです。
親はいくつになっても親でいたいもの。 子供世代がいい大人になってしまったとしても、です。 親世代の皆さん、子供から命令されたり、キツい口調で責められたら傷つきますよね? 子供世代の皆さん、どうか親の立場というものにちょっとだけ意識を向けてみてください。
例えば、結婚して子供もできた娘さんが実家に里帰りしてみると。 実家の廊下の両脇には荷物が山積みで、階段も半分は荷物が占領している・・・。
片づけようよ、と促しても、親は全く動いてくれない・・・。
いずれ、親がいなくなったら全部自分たちにのしかかってくる邪魔なモノたちの山。
今は不用品片付けでもお金が掛かる時代です。 出来れば、少しずつでも片づけて欲しいけれど・・・。さて、こんなときどうしますか?